香港紀行09 入門編 ・千歳直行便 |
まるで、東京へ行く感覚 |
4.
■3月26日木曜日 |
お茶で身体も完璧に目覚め、隣のパン屋さんへ。
好物になったソーセージパン。
とっても上手い。
パン2個とさっきのお茶で朝食は、OK。
9時半にホテルに迎えに来たバスに乗り込む。
青衣島、ランタオ島と島を渡って空港に向かう。
1時間もしないで空港到着。
外壁も天井も、なみ波がデザインコンセプトとみた。
ターミナル2の香港エキスプレスカウンターでチェックイン。
新交通でターミナル1へ。
表示に札幌とあるだけで、なぜか身近に感じてしまう。
ターミナル1は、かなり長い先で二股に分かれている。
こんな感じでゲート表示がず〜っと連なる。
ターミナル2側から見る。
ショッピングモールも広い。
空港もショッピングモールも広大。 |
ターミナル1は、このカマボコ状があの形態の長さで続く。
あんなにターミナルゲートがあるのに、札幌便はマイナーなのかバス移動でタラップから乗り込む。
離陸時にみるターミナル1
離陸後水平飛行になるとすぐに機内食。
帰りの便は、ほとんどが今回のパックツアーの人たちだけと思われるくらいのガラガラで、
みんなめいめい、開いてる席に移動して眠り込んでいました。
それで熟睡一眠りしたら、もう着陸態勢にはいっていた。
なぜか懐かしさを持って見入ってしまった、
夕日の苫小牧東港のいつもとちょっと違うアングル。
千歳空港到着、手荷物受け取りのこの閑散さ。規模も香港国際空港と比較にならないけどね。
そして、パスポート検査を受けて無事入国。
到着は夕方だったけど、出発と違って到着の国際線は静かそのものでした。
あんまり乗客少ないんで、香港線廃止にならなければいいけど、
これから、香港紀行を続けていこうと思う身には、ちょっと不安がよぎった次第でした。
*
かなり趣の違う、1988年頃の「香港上海銀行」竣工当時の対岸の香港島の夜景
帰国して、新建築の臨時増刊号『建築20世紀』を開いて、
中国銀行と香港上海銀行の竣工年を確かめていたら、
村松伸という建築史家が上記のようなことを書いていたので、
思わず勝手に抜粋させていただきました。
それから20年を経過したにもかかわらず、西洋の論理と東洋の論理の混沌の中で、
いまだに「アジア」をエンターティメントし続ける街、香港。
ちょっとした違和感のようなモノを、旅行中ず〜っと感じていた理由が、
村松伸の指摘で、
九龍城のない返還後の香港に、ますます当てはまっているような気がして、
氷解したのでした
。
香港紀行・入門編
おわり
次回をお楽しみに
1.
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