茶室ツアー 2 ・佐川美術館・樂吉左衞門館(樂吉左衞門作) |
メディア情報は、本物だったか・・・ |
4.
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伊勢内宮で参拝、赤福で一休みして、
再び伊勢自動車道を快調に走る。
ナビとしては、午後2時の見学予約時間に間に合わせなければと、
レンタカーナビの到着時間を睨みながら、運転手に急げとせかす。
レンタカーは、BMW。
オリックスを利用したのだけど、
高齢の母親のために後部シートのゆったりしたを選択。
クラウン程度の最高クラスのひとつ下のクラスをあえて選択すると、
オリックスだと国産車では、車種が少ない分調達が大変なようで、
結果外車のBMWになったという次第。
はじめてBMWのハンドルを握ったんですけど、
なかなかカチッとしていて、日本車みたく甘くなくてさすがドイツ車。
ウインカーにさえ慣れると、とても運転しやすくてよかったです。
亀山JCTから新名神へ。
レンタのナビには、新名神が入ってなくてどうやら到着時間が1時間以上も多くなっていたために、
結構急いで走りました。
また、新名神が3〜4車線もあり、舗装の規格もかなり良好なようで、
大変走りやすくあっという間に紀伊半島を越えてしまいました。
逆に到着したのは、1時間近くも早く、道の駅に寄ったり、
着いてからは、レストランで一休みしたりショップで買い物したりと、
余裕の到着でした。
*
寄った道の駅は、アグリの郷栗東
このあたりは、歴史のある農業地帯らしく、米の他おいしそうな農産物がいっぱい。
おみやげに、味噌など買いました。
琵琶湖畔東
、森山市に到着。なんと55才になって初めて体験する、日本最大の湖、琵琶湖。
駐車場に車を停め、入り口で入場券を買う。
軒の深い入り口ゲートから、水盤を渡ってやはり軒の深い2棟連棟の本館にアプローチする。
アプローチは、横に水盤と列柱を見ながら、建物の中程を過ぎるくらいまでいく。
そのアプローチの先に、樂吉左衞門館が水盤の葦に隠れるように見える。
エントランスと中の配置模型。
樂吉左衞門館は、右手の地下に彫り込んであるところ。
中庭の水盤に佐藤忠良の清楚な彫刻。
その中庭に対する位置に、レストラン。
私の美術館の評価のひとつに、レストランやカフェ、ショップの充実というのがあって、
ここでも、予定時間に少し余裕があったので、まずレストランで一休み。
サンドイッチとビールというオーダーだったけど、まずまず満足。
そのあと、ショップにも。
佐藤忠良のレリーフのブローチと同じく佐藤忠良監修のガラス作家のワイングラスと
落款とその朱肉をおみやげにゲット。
予約の時間が来て、地下へ。
階段を下る手前から、茶室棟を見る。あそこまで、地下をいくのです。
ここから撮影禁止、でも隠し撮りしちゃいました。
待合い
暗い中を抜けると、突然地上へ空が抜けた、水盤の中庭。
ベンチは、バリ島産。
左向こうの入り口から入ってきて、手前がわ低い入り口を潜ると、
写真のような上階への階段が現れる。
驚くような劇的さは、感じられない。
階段を上がると、小間中潜り。
その前の床に埋め込まれた蹲い。(DVDから)
薄暗い小間の床の間と上がり口、木質はほとんどバリ島産、好きみたいですねバリが。
小間をすぎて広間へ、広間の回りの縁がタタミ、そのタタミと黒いデコデコの御影石が、
平らにつながり、さらにその先は、アプローチの葦の水盤につながる。 (DVDから)
広間床の間を見る。 (DVDから)
この人が15代樂吉左衞門、彼の設計のためのスケッチ。 (DVDから)
なんと施工の竹中工務店に原寸の模型までつくらせて検討している。
光の差し込む加減が知りたかったらしい、とはいえやはり素人か・・・ (DVDから)
その成果がこんな具合になったわけです。 (DVDから)
コンクリート打設風景 (DVDから)矩体のコンクリートは、打ち放し。
コンクリートに酸化鉄を混入させて、独特の風合いを出している。
だから、打設も真剣そのもの。
これは、グッドでした。 (DVDから)
茶室をひと通り見学したのち、展示美術館の方へ。
そのホール、やはり打ち放しとバリ島の木のベンチ。
すべて、15代のモノばかりで少々飽きました。
一方、平山郁夫のコーナー、仏像が2体展示してあって、いい表情でした。
こころ動いた1枚、サラエボのお子供たち。
中庭の水盤越しに佐藤忠良彫刻群のホール。
そして、帰りのアプローチ
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昼から閉館時間が近い夕方。
5.
最終日京都へ