中札内美術村

 三つの美術館にレストランやショップが点在する。


その1



3.北の大地美術館


  
雑木林の中に自然にとけ込んだその姿。



常設になったのか、『栗谷川健一』展をやってました。



入って真正面の版画の展示コーナーの開口部。
外の景色が、中にまで進入してきそうで、すごくいい!


 
合掌の小屋組、白い壁との対比、照明の扱い、
木造の暖かさ、なのに木造らしくなくて、いい。


 
プランは、十字型で切り妻合掌小屋組が交差する。
その交差するあたりを、二階のオープンスペースから。



外部のディテール。





栗谷川健一

明治44年、なんと我が街、岩見沢市生まれ。
昭和13年、札幌鉄道局嘱託となり観光ポスター制作に専念する。
昭和23年、グラフィックデザイナーとして独立。
昭和25年、第一回札幌雪祭りポスター。
昭和28年、世界ポスターコンクール最優秀受賞作品(リスボン)。
昭和31年、ニューヨーク近代美術館に8点収蔵。
昭和34年、東京オリンピック誘致ポスター。
昭和37年、北海道デザイン研究所創立(現、栗谷川学園北海道造形デザイン専門学校)。
昭和63年、札幌市営地下鉄東豊線壁画(陶板)。
平成3年、札幌中央図書館ステンドグラス。
平成5年、勲五等双光旭日賞。
平成11年、享年88才没。


なかでも、どん帳は札幌市民会館に始まり、
士別市、網走市、岩見沢市と四市の市民会館を手がけています。

かえすがえすも、
旧岩見沢市民会館の彼のどん帳は、本当に惜しまれます。




プロローグ

bunka top