汽車が蒸気を吐きながら、森の中に停まる。 ガラスの向こうの森の中に、煉瓦の古い建物が見える。 |
サブタイトルは、 ◆林業家・農業者・木こりで大工、そんな『ものづくり』の側からの発想◆ で、 駅舎を起点に街の中から森づくりを広げる、題して『森の中の街づくり』。 再開発された駅前通りは『森のストリート』と名付けられ、 森の中に商店街が展開していく。 そんな「森のめぐみ」による木に徹底してこだわり、 木組みの大架構と その中央の暖炉を 『森のストリート』とメタセコイヤの軸線上に配置し、 大口径の地元産カラマツ丸太の列柱と 木組みのカーテンウォールを、 直行して建てる。 したがって、 1番ホーム上屋も自由通路も、 当然地元産の木が絡んでくるのです。 |
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『岩見沢農産物大市場』(JR直結の利点)は、さらに北口『レールセンター』周辺への展開を視野に、郷土出身の現代美術家「川俣正」(芸大教授)の参画 |
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ライトアップされた美しさは、通過する列車からでも、見事に映えて1度は渡ってみたくなる。橋脚は、初期国鉄時代の鉄橋を想わせる。 |
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センターホール・36尺x36尺x高さ24尺の木の架構、木組みのガラス越しに、ホームからメタセコイヤまで見透す。 |
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『市民広場公園』森の中にたつ『岩見沢農産物大市場』の展開(JR直結の利点)採れたての今日の食材を求めて、札幌・旭川方面からたくさんの人がやってくる。 |
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a : メタセコイヤ・『森の中の駅舎』の象徴は、センターホールを通して列車乗客から も見える。 |
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b : 既存シェルターのアール上にえぐられたところに、中央口カラマツ大丸太の列柱が建つ。 |
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広がる「森のストリート」(駅前通り再開発) |
・・・ 思い ・・・ ●生まれたてのゼロ才から母の背中におぶさって利用して以来、札幌の実家に里帰りするといっては雑踏の中を手を引かれ、お祭りに遊びに行くといっては乗り降りし、高校の3年間は汽車通で通し、東京の学生時代は春夏冬の休み毎に帰省して毎度ふるさと実感し、たまに海外に旅行するときも千歳までの出発駅はここだったし、札幌での飲み会の帰りの終電車で駅員さんに起こされるのもここで、そんな51年間かかわった想いを時間軸として導入する。 |
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屋根の雨水は、トイレの中水利用と1階インナーストリート(パッサージュ風)に点在する「水生植栽」の小池に循環させる。 |
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「森のめぐみ」地元産カラマツ丸太の架構による一番ホーム上屋。1スパンおきにトップライト。 |
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センターホールホーム側木組みのカーテンウォール(地元産)。列車から軸線を通して、暖炉の炎、メタセコイヤ、森のストリートのイルミネーションが見える。 |
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センターホール・36尺x36尺x高さ24尺の木組みの大架構(これも物産展示のひとつ)が圧倒的迫力で迫る。 |
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中央暖炉(10尺x10尺)は、解体現場からの廃材や「森のめぐみ」剪定木を薪にして、常に火を絶やさないような管理がなされる(産廃問題)。 |
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駅広場に面して一体となった「インナーストリート」(パッサージュ風)は共用動線部分と併せて低温水床暖房(基礎・外壁・開口部・屋根と連続する高断熱高気密仕様・鉄骨造外断熱工法) |
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水生植栽。水を浄化し、長い冬の間の室内環境に適度な湿度をもたらし、緑の憩いをベンチに腰掛ける人たちにもたらす。 |
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「森のめぐみ」広場と一体となって陽差しを取り込む130mにおよぶ圧倒的長さの木組みのカーテンウォール(3尺ピッチ単純連続の美しさと量的コストメリット)。 |
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3カ所の出入り口のシンボル、「森のめぐみ」カラマツ大丸太の列柱(6尺ピッチ・500φ、地元産)。 |
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「森の中の駅舎」の象徴、「メタセコイヤ」が列車乗客もから透かして見える。 |
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施錠システムの各出入り口、全部で7カ所。断熱区画になっている。 |
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自由通路。 |
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