自由の丘ワイナリー
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2022.01.17
令和3年10完成
正式名「馬追蒸溜所」
延床面積:858.49㎡
混構造:1階RC造463.49㎡、2階木造395.00㎡
設計:武部建設(株)+ATELIER LAY(代表 篠原航太氏)
施工:武部建設(株)
構造:(株)山脇克彦建築構造設計(代表 山脇克彦氏)
照明:Kaori Endo Lighting Design(代表 遠藤香織氏)
写真:佐藤 文昭完成 外観(朝)
〜ぶどう畑から見て〜
撮影日がちょうど雲海と化かした石狩平野。
外観(夕方)
〜ぶどう畑から見て〜
外観(朝)
〜西側から見て〜
外観(夕方)
〜西側から見て〜
外観(朝)
〜北側から見て〜
外観(朝)
〜南面から見て〜
外観(夕方)
階段のライトアップ
照明デザイナー:遠藤香織氏。
外観
店舗入り口
内部1階
1階は主に醸造スペース
半地下のようになっているので、温度管理も有利になります。
内部1階
樽熟成室には大工製作のワインセーラーを設置。
内部2階
販売スペースは変則的な張弦トラスとなっています。
構造材はカラ松集成材は全て道産。
また、床と羽目板は道産タモ使用しています。
構造設計:山脇克彦氏。
内部2階
販売スペースから見る石狩平野は圧巻の景色。
誰もがこの景色を見て時を忘れて癒やされることと思います。
内部2階
販売スペースの照明は
間接照明の他、ピンポイントで商品を照らす照明も設計。
照明デザイナー:遠藤香織氏
内部2階
販売スペースからぶどう畑側も見ながらワイン試飲出来ます。
内部2階
販売スペースからぶどう畑を見る。
内部2階
販売スペースのカウンター材はオーナー所有のナラ材を利用。
あらかじめ長さ、厚みを確認してカウンターを計画。
内部2階
応接室からも石狩平野一望できる。
天気がいいときは、話題の新庄監督注目のボールパークの建設中も見えます。
2階テラス
石狩平野一望できるベランダ。
デッキ材:屋久島スギ
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2021.12.28
大工工事開始
まずはトランシストにて土台の通り墨出し。
石狩平野一望しながらの作業、気持ちがいい。
1階は醸造所のため、結露対策で床下は全面断熱材敷。
その上、木床組していきます。
土台・大引完了。
ここでも石狩平野とマッチング。
建て方はレッカーにてプレカットされた梁材を全て荷揚げして組立していく。
トラスはあらかじめ地組していきます。
張弦トラスもレッカーにて組立。
今回の張弦トラスは、山脇構造設計さんの提案による。
斜めにしているのは、1階のRC造の角度に合わせています。
なかなか素晴らしい。
外部下地
まずは耐力壁となる全面OSB張り。
外部下地
ワイナリーもここ数年は、付加断熱(t105)も施工。
エネルギー削減がここでも貢献。
外部下地
タイベック処理
ここ最近タイベックの製品販売の話題がありますが・・・。
外壁張り
道産材促進によるカラマツ板張り。
塗装は濃いめのため、暗いですが・・・。
内部軸間断熱 t120
付加断熱と合わせて t225
屋根断熱は多いところで t360としています。
造作テーブル材はオーナー所有の紅桜公園から運んで、
造作していきます。完成ご期待。
今回のワイナリー建設は色々な業種が協力しながら施工して行きます。
その中で重要なのはやはり整理整頓。
大工さん達の道具類はできるだけまとめていきます。
次回は完成写真。ご期待下さい。
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2021.12.04
型枠の建て込みが終わり、梁の配筋が始まります。
馬を使って、梁の配筋⇒落とし込み
昔ながらのやりかたです。
スラブ配筋も終わり打設前。
この建物で一番の量のコンクリートを打設します。
コンクリート量は300㎥弱
1台のポンプ車で打設しなければならないため、7:30から打設開始。
みなさんお疲れ様でした。
打設完了後
次は埋め戻し。
悪天候に苦戦しましたが、どうにか完了できました。
最後はシンダーコンクリートを打設。
長かった基礎工事も終わりです。
次回は木工事〜完成まで一気に更新します。
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2021.04.07
土間コンの打設
約130㎥の生コンが入ります。
打設する土工さん。
ポンプを操るポンプ屋さん。
コンクリートを均し、押さえる左官屋さん
いろいろな人の力を集結してコンクリートが打設できます。
打設が終わると次の躯体の為に墨出し。
きれいなコンクリート面に原寸大の図面を引く作業とも言えます。
墨出しが終わり
躯体用の足場を立てます。
緑色の部分は養生ゴムシート。
シートの下にはポリフィルムを敷き込みコンクリートを湿潤させます。
足場も組み終わり
柱・壁の配筋→型枠と続きます。
これは構造スリットです。
RCの構造部位は場合によって縁を切ることも必要です。
これにより架構の靱性(粘り強さ)を確保して柱や梁のせん断破壊を防ぎます。
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2021.03.22
ワイナリー、いよいよ再開。
まずは除雪から
乗り込み直前の大雪により思わぬ量の雪を除雪することに・・・
雪がなんとかなったところで、
工事の続きに着手。
埋め戻しの後はポリフィルムを敷き込み土間下にスタイロ。
厚みはt25
あっという間に土間の配筋。
今週には土間コン打設予定です!
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2020.12.08
埋め戻し開始
掘削した土を所定のレベルまで埋め戻します。
バックホウも普通よりアームが長いスーパーロングを使用。
ランマーでしっかり転圧
その上から砕石敷き込み
こちらもしっかり転圧します。
埋め戻し完了
冬仕舞いをしてこの冬は休工します。
工事レポートもしばらくお休みです。
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2020.11.23
設備スリーブ仕込みが終わり、型枠工事
今回は土間コンクリート下まで打設するための型枠を建て込みます。
建て込み終わり、基礎コンクリート打設です。
ポンプ車セットして打設開始です。
現場管理者も久しぶりの100㎥超の打設に少し緊張
型枠の隅までコンクリートがしっかり充填するよう型枠を叩きます
ベースだけで100㎥以上入ります。
無事に打設完了
養生期間を挟んで、型枠の脱型。
キレイに打設出来ていました
これから設備配管をして、埋め戻しで年内は終了予定です。
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2020.10.31
捨てコン打設後の墨出しが終わり、次は鉄筋工事・・・
その前に鉄筋組立用の架台を設置します。
鉄筋屋さんの乗り込み
50tのレッカーを使い、鉄筋を揚重します。
独立基礎の下端鉄筋の組立
基礎梁の施工
写真は鉄筋のガス圧接をしています。
ガス圧接とは所定の径以上の鉄筋同士を加圧しながらアセチレンガスと酸素の炎で接合する工事です。
木造住宅では中々見ることのない作業です。
鉄筋組立ほぼ完了の風景
これから設備スリーブを仕込んで、型枠工事に進みます。
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2020.10.16
長沼町のワイナリーの新築が始まります。
1階がRC(鉄筋コンクリート)造、2階が木造。
延べ床面積800㎡超えの大型物件
自然豊かな土地にこの建物が建ちます。
長工期の工事ですが、完成が楽しみです。建物のパース
着工前
この日は夏ですが、穏やかな風が吹いて気持ちいい!
地鎮祭も無事終わり・・・
まずは建物までの道路づくりから。
建物完成時には表層を仕上げて本設として利用します。
仮設の敷鉄板を敷設して。
いよいよ根堀開始!
重機が入り、どんどん掘り進めます。
床付けをして捨てコン下の砕石を敷き込みます。
土工事は水との勝負。
土からの湧水や雨などにも上手に対処しなければなりません。
様々な苦労もありましたが、捨てコン打設。
ポンプ車も住宅とは違いとても大きな車両を使用
こんなに伸びます。