岩見沢リノベーション物件
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2025.02.04
美装も終わり、ひとまず完成です。
【工事概要】
■1階床解体 → B2スタイロ100mm + 高性能GW50mm 施工
■上記に伴い各所気流止め設置
■各所サッシ内窓設置、玄関戸入替
■脱衣室洗面・キッチン・UB・便器入替
■既存垂れ壁撤去(キッチン・和室)
■1階 畳 → フローリングに更新
■1階 各所床・壁仕上げ更新、2階 床仕上げ更新
■玄関・キッチン造作家具新設
改修の最優先は断熱機能面と水回りと設備機器の更新。
手を加えていないところは、結構ありますが
賃貸としての資金回収も考慮して将来、空室になった少しの間に工事できるとことはまたの機会に。キッチン Before
キッチン After
2100幅 → 2600幅のキッチンに入替
簡易間仕切りで冷蔵庫置場も設置
作業台は当社在庫を使って大工が造作
家具の建具は将来施工
和室 Before
和室 After
畳 → フローリングへ。
建具と垂れ壁は撤去。広く開放的に使えるように。
真壁など以前の和室の造作は一部残しています。
足元のヒンヤリ感は薄れて暖かく過ごせそう。
玄関 Before
玄関 After
靴箱を造作で新設
カラマツ三層パネルと天板はカラマツ無垢材
それに合わせて腰壁をカラマツの羽目板貼りに。
靴箱の右側は傘掛けとしています。
収納の建具は将来施工も計画中
水回り After
UB・ボイラー・便器・洗面・キッチン・は全て最新のものに更新。
当然室内の仕上げも新しくしています。
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2025.01.21
フローリングを貼り終え、造作工事
玄関の靴箱はフローリングと合わせてカラマツ。
三層パネルと天板に無垢材を使用。
大工さんの手でハギ合わせます。
壁に張る羽目板の高さを優先。
普通の靴箱より高くなりますが、新しく貼るカラマツの仕上げの高さを揃えます。
キッチンの壁はタイル貼り。
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2025.01.09
解体した床にはスタイロフォームとGWを入れて断熱強化。
下からの不快な寒さを改善します。
断熱充填後、構造用合板で新たな床下地を作ります。
完全な調整は難しいですが、元々あった15mmの不陸を大幅改善。
壁下端の断熱の充填不足は「気流止め」を施工。
冷たい冷気が上るのを防ぐことで、壁のGWの性能を極力発揮できるように。
床合板施工まで。
仕上げはまだですが、かなり印象は変わりました。
玄関ドアはYKKAP D50断熱ドアに変更(ドアリモ)
既存の枠を使ってカバーして交換できるので、内外壁は傷めません。断熱気密を考えると一部壁を解体して入れ変えるのが一番ですが、部分改修の今回はこのやり方で進めることに。
既存のサッシに内窓を施工。
YKKPマドリモプラマードU LowEガラス。
見た目を考えるとカバー工法が望ましいのですがコストを加味してこちらを採用。
ドアも含めて先進窓リノベの補助金を活用。
フロア貼り。
賃貸という用途を考えると化粧シート張りの合板フロアが傷・へこみなどにも強いですが、1階部分は化粧シートより質感の高い突板のフローリングを採用。メインのリビングダイニングは傷のリスクを度外視しても新たに住まう上でのリニューアル感を優先。
元々のフロアより明るい樹種を選定しています。
入ってすぐの玄関は無垢フローリング。
当社在庫にあったカラマツのフローリングを張ることに。
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2024.12.26
既存建物のリノベーションを考えている方が増えていますが、物件購入費・部分解体・処分費を考えると意外と手が届かない金額まで行ってしまうことが多いです。
見積段階で目視できず、予期せぬところで費用がかかることも・・・。
今回は築50年の住宅を借家として改修する工事を行っています。
限られた予算の中でどこまでやれるのか。住まい手が定まっていない借家という使い方をどう考えるか。
工事レポートで紹介できればと思います。改修前 1階リビングダイニング~キッチン
水回りはかなり古く、クロスもボロボロ・・・。
賃貸物件を探す方にとって水回りは真っ先に見るところではないでしょうか。
今回は全て新しくします。
改修前 和室
リビングダイニングの隣に和室があります。
かなり年季を感じます。
改修前 脱衣室~水回り
床の下地からボロボロ。
クロスにもカビが出てきているところが。
2階個室
サッシはシングルガラスのアルミサッシに同じくシングルガラスの内窓。今の時代から考えると断熱性能はかなり低いものになります。
まずは解体
古い住設機器を取り外します。
1階の床も思い切って全て解体
住み手に不快感や違和感を与える、床の不陸は極力直す考えで進めます。
壁の下端のグラスウールはしっかり充填されておらず気密もなされていないため、床下からの冷たい気流が上がって寒々としてしまいます。
断熱が発達していない昔の建物の弱点を補強していきます。