南幌町「みどり野きた住まいるヴィレッジ」
設計事務所アトリエmomoとの協働で、今回で5棟目となる住宅が始まります。
南幌町という気候風土、ゆったりした敷地区画の中、豊かな暮らしや街並み形成に配慮し、少しでも貢献出来ればと思います。
これまでの4棟はすべて「5寸勾配切妻屋根」と「建物の高さ」を同じくし、揃えることで統一感のある街区形成を考えてきました。
外装材もカラマツの素地と木酢液含侵材の2種類を主とし、各戸それぞれ違う外壁の張り分け方にすることで表情を変え、統一感のある街並みの中でも各住宅のオリジナリティを出してきました。
また各部分共通の納まりとすることで施工性が上がりコストや設計の省力化に繋がってきています。
同じ事を繰り返し行うことで意匠的・施工的に収斂されてきていると思います。
今回は前4棟とは緑道を隔て、離れたところに建つということもあり、屋根形状は今までと違う2寸の片流れ屋根とし、南西に開いたプランとなります。
西日への対策として梁架構を表したフレームで屋根を大きく掛け、日射遮蔽用の木ルーバーを設けます。
高い断熱気密性能はもちろん担保した中で、より成熟した質の高いものとしていきたいと思います。
今後、工事の進捗をレポートしていきます。