南幌町T邸(みどり野きた住まいるヴィレッジ)
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2023.02.10
道産カラマツをふんだんに使った住宅が完成しました。
養生が取れて、階段の美しさが際立ちます。
階段は、大工さんの手仕事が1番現れる部分です。
2/18,19に完成見学会が開かれますので、ご興味がある方はぜひお越しください。
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2023.01.27
吹抜けの手すりが出来上がりました。
カラマツ三層パネルで手すり子をつくり、古材の桂で笠木(一番上の手で掴む部分)をつくっています。
元は呉服屋さんから解体してきたものになります。
階段も同じ材料を使っているので、意匠的に一体感があります。
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2023.01.20
2階床のフローリングをはっています。
道産カラマツの無垢材です。
カラマツは赤みがあって木目がハッキリしているのが特徴です。
広葉樹よりも柔らかいため、触れると温かく感じます。
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2023.01.11
階段を作っています。
最近では、既製品の階段を使う会社も多いですが、武部建設では、大工さんが一から作ります。
カラマツ三層パネルを3枚重ねて、段板を支える桁を製作しているところです。
電動工具も使いますが、鉋やノミも使います。
ノミを研いでいるところです。
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2022.12.22
今回の住宅は、庭のある面にデッキを設けています。
そのデッキの側面にルーバーをはり終えました。
板と板の隙間から、良い具合に光が漏れて、素敵です。
これがあることにより、道路と隣地からの視線を遮ることが出来ますが、板と板の隙間のおかげで、圧迫感は感じません。
デッキから庭を眺めるのが楽しみですね!
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2022.12.16
今回は玄関、キッチン、リビングの一部を土間としています。
その部分にタイルを張っている写真です。
1つの階に土間とフローリングの2種類の床仕上げがあることで、メリハリが生まれます。
タイルは、ナゴヤモザイクのミニマルスマートCAPX6150です。
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2022.12.09
正面側は外壁を張り終え、カーポートを設置しました!
外壁には、下川町から取り寄せたカラマツの板材を使っています。
無塗装の板と木酢液を含浸した板を交互に張ることで、ツートーンカラーになっています。
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2022.11.26
屋根の板金を葺き終わりました。
片流れの屋根ですが、無落雪屋根にすることができます。
デッキ部分から外壁を見た写真です。
外壁の板張りの下に張る、透湿防水シートを張り終えました。
このシートは、室内から壁の中に侵入してしまった水蒸気を外に出してくれます。
逆に外からの雨水は壁の中に通しません。
とても優れものです。
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2022.11.15
メッシュシートがかかっているのでわかりにくいですが、
壁の構造用合板を張り終えました。
木造住宅では、地震力や風圧力に対する抵抗力として、壁の構造用合板が大きな役割を担っています。
窓が多かったり、吹き抜けがあっても、構造計画をきちんとすれば、開放的な空間づくりが可能です!
この住宅は耐震等級2を取得しています。
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2022.11.07
2階の天井に登って、煙突用の穴を開けているところです。
今回、リビングに薪ストーブを設置するため、煙突が必要になります。
その後、屋根一面にグラスウールという断熱材も敷き詰めました。
断熱をしっかりすることで、快適な生活を送ることができます!
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2022.10.29
建て方開始しました!
1階部分が組み上がったところです。
「追掛け大栓継ぎ」という名前の継手です。
継手の中でも強度が高いものです。
大工さんの加工により、接合部の金物を隠すことができます。
古材の柱を設置しています。
古材とは、古民家で使われていた材料のことです。
古民家の解体時に、状態が良い柱や梁は捨てずに会社で保管し、新築に使うことがあります。
新材とはまた違い、味があってとても素敵です。
樹種はエンジュです。
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2022.10.19
矩計(かなばかり)と呼ぶものです。
一本の材料に全ての長さの情報を書いていき、
これを元にして柱、梁などの墨付けを行います。
全ての長さの情報が載っている定規のようなものです!
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2022.10.11
三笠にある会社の加工場で、大工さんが墨付け・手刻みをした材です。
どの場所に使う材なのかにより、継手・仕口の種類を変えます。
とても複雑な作業です。
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2022.10.05
コンクリート打設が完了しました!
基礎工事はこれにてほぼ完了です。後は、大工工事が始まるまでに、建物の周囲に火山礫・火山灰を敷き、きれいにしていきます。
大工工事は約2週間後から開始予定です!
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2022.10.04
床下の断熱方法は、主に床断熱と基礎断熱に分かれます。
今回の住宅は基礎断熱を採用しているので、基礎の周囲を断熱材で囲います。写真で、白い部分が断熱材です。
格子状に見えるのはワイヤーメッシュで、この上に打設するコンクリートのひび割れ防止のために設置しています。
いよいよ明日のコンクリート打設で基礎工事は大体完了です!
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2022.09.17
設計図を元に、大工の棟梁が「手板」という図を書いていきます。
「手板」とは、柱や土台・桁などを墨付けるために書く平面図です。
この図を元に、柱材や梁材に加工するための線を書いていきます(この作業を「墨付け」といいます)。
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2022.09.15
基礎のベースコンクリートを打設しているところです。
写真の右側に写っているのが、ミキサー車です。
荷台の部分が生コンクリートを入れるための円筒状の容器となっていて、それを回転させ生コンクリートを練混ぜながらながら運びます。
写真の左側に写っているのが、ポンプ車です。
生コンクリートをミキサー車からポンプ車に移し替えて、ポンプの力で基礎全体に行き渡らせていきます。
生コンクリートをポンプの力で基礎全体に行き渡らせた後は、職人さんの手でコテを使って表面を均していきます。
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2022.09.08
基礎のコンクリートを打設する部分を掘削中です。
所々に見える丸太のようなものは、環境パイルという木杭です。土を掘削する前に打ち込んであります。
高品質な防腐防蟻処理を実現することで、「腐食しない」「蟻害しない」高耐久性を実現しています。間伐材を有効活用しており、エコマークを取得した製品です。
現場にて、お客さまに屋根の色、ドアの色などを選んでいただきました。
サンプルを並べると色とりどりでキレイです。
その反面、選択肢が多く悩んでしまいそうですが、既に建っている周りの住宅も参考にしながら、決めていきます。
完成後が楽しみです!
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2022.09.06
南幌町「みどり野きた住まいるヴィレッジ」
設計事務所アトリエmomoとの協働で、今回で5棟目となる住宅が始まります。
南幌町という気候風土、ゆったりした敷地区画の中、豊かな暮らしや街並み形成に配慮し、少しでも貢献出来ればと思います。
これまでの4棟はすべて「5寸勾配切妻屋根」と「建物の高さ」を同じくし、揃えることで統一感のある街区形成を考えてきました。
外装材もカラマツの素地と木酢液含侵材の2種類を主とし、各戸それぞれ違う外壁の張り分け方にすることで表情を変え、統一感のある街並みの中でも各住宅のオリジナリティを出してきました。
また各部分共通の納まりとすることで施工性が上がりコストや設計の省力化に繋がってきています。
同じ事を繰り返し行うことで意匠的・施工的に収斂されてきていると思います。
今回は前4棟とは緑道を隔て、離れたところに建つということもあり、屋根形状は今までと違う2寸の片流れ屋根とし、南西に開いたプランとなります。
西日への対策として梁架構を表したフレームで屋根を大きく掛け、日射遮蔽用の木ルーバーを設けます。
高い断熱気密性能はもちろん担保した中で、より成熟した質の高いものとしていきたいと思います。
今後、工事の進捗をレポートしていきます。