南幌K邸 2021.01.21 南幌町「みどり野きた住まいるヴィレッジ」 設計事務所のデザイン力と工務店の施工力を水平関係で築いたプロジェクト第3棟目。 南幌町の恵まれた気候環境、そして郊外の豊かな暮らし方を考えます。 設計はアトリエmomo。 完成写真 外観(正面) 5寸勾配のきれいな切妻屋根 前2棟と建物のプロポーション、屋根形状、外装材の仕上げを揃え、 ちょっとした表情で変化させてます。 ひとつひとつ個性的な住宅が並びますが、 ある程度統一された雰囲気の街並みが出来てきてます。 敷地は2区画分購入し、南側をオープンにしています。 住宅街でありながら、かなりゆったりとしたレイアウト。 周りの住宅も、ちどり配置になるように計画されているので、 混み合うことがなく、視線や風もよく抜けます。 西側は公園に面してます。 南面にはサッシ6枚の大開口連窓窓。 間仕切壁で細かく仕切るのではなく、家全体が1室のようなワンルーム型のプラン。 玄関もフラットにリビングへと繋がっていきます。 吹き抜け、階段、薪ストーブの組み合わせ。 リビングから西面を見る。 カラマツ無垢材の梁組を表しで見せてます。 大工が墨付けし、仕口継手という加工をし組んでいきます。 独立柱は、厚沢部町のヒバ材。 白木で独特の艶があり、明るい印象になります。 玄関のタイルは、大開口窓、西側デッキ、そしてキッチンまで続いています。 大工による造り付けのキッチン。 シンクとコンロ台は分けることで、広い作業スペースができます。 シンク台の天板は、タモ無垢材の巾はぎ。 手を触れていても気持ちが良いし、物を置いたりという作業音も小さい。 調理台の天板はタイル張り。 調理中の鍋をちょっと置いても良いでしょう。 キッチンから、リビング方向を見返す。 日が短く、しずみがちな冬ですが、 陽射しを浴びることで、気持ちも楽になります。 樹脂サッシの枠を、木枠で被す。 トリプルガラスなので、コールドドラフトは少ないですが、 ウィークポイントになりがちなところに、 薪ストーブを設けてます。 外の景色と、薪ストーブの炎が一緒に見えます。 キッチンからダイニング、西側ウッドデッキの方向を見る 木製の階段。 無垢材で作ると、どうしても重々しくなりがちですが、 段板を両側跳ね出すことで、軽やかに見せてます。 段板は弊社に在庫してあるナラ、タモ、マカバ、カツラ(どれも道産材)の4つの樹種を用いています。 手すりは、手触りと香りの良いヒバ材。 それぞれ木目や色味といった表情が異なり、木の個性があります。 蹴上げが小さく、あがりおりし易い寸法、そしてちょっとした愉しさがあると、 ついつい階段をあがりたくなります。 階段踊り場から出られるバルコニー。 南幌町の水平に広がる景色。 2階ホール カラマツ無垢材の登り梁がきれいに並ぶ架構。 寝室 間仕切り壁は天井までとせず、上部は解放して繋がります。 2020.12.02 外観 からまつ無塗装板の縦張りと、 木酢液含侵材の下見板張り(横張り)の組み合わせ。 階高を下げ、5寸勾配の切妻屋根とすることで、 プロポーションが良い。 南面には縦3連窓が2スパン並び、南幌町のロケーションを取り込みます。 正面外観 屋根が掛かった2階バルコニー 2階からちょっと外に出られるだけで、 家全体の空間体験が楽しくなります。 南面の大開口の前には、木製の階段がつきます。 段板は、弊社にストックしてある無垢の板を用いてます。 樹種は、カツラ、ナラ、タモ、マカバの4種類。 段板を際立たせるために、両サイドを跳ね出し、浮遊感を持たせています。 オブジェのような階段。 2020.09.11 2020/07/17 やり方 7/23にはセルフで地鎮祭を行いました。 2020/08/06 着工 杭打設 2020/08/18 Kさんが現場の見学に。 働く車や作業をみて、目がキラキラでした! 根掘り完了 2020/08/21 ベースコンクリート 2020/09/11 埋戻し 15日に土間のコンクリートを打設して基礎工事完了の予定です。