千歳市にて新しい現場がスタートしました!
土地を探すところからお話しさせていただき、
2年掛かりでようやく良い土地に出会えました。
正面に千歳川を望めます。
このロケーションを活かすため、川と平行方向に長い平屋のプランとしました。
延べ床面積で25坪程度と小さなお家ですが、
伸びやかでゆったりした計画となっております。
コンパクトなプランにおいては、
中途半端に2階を載せると階段や吹き抜けなどが出てしまい、
どうしてもオーバーサイズになってしまいます。
延べ床面積で割って出す坪単価は高くなりますが、
トータルの建設コストは抑えられるように思います。
平屋ならではの住みやすい平面計画、そして単調にならない断面計画としています。
大きさよりも質を求め、
住み心地のよい、より上質なものになればと思います。
断熱や構造的にも平屋の方が有利です。
断熱性能でUa値0.21W/㎡K、耐震等級2級となっています。
また昨今の資材高騰、ウッドショック、職人不足と難しい状況が続いておりますが、
既製品などの建材や輸入材に頼らないように今までよりも道産材、国産材の割合を高くできないかと構造から見直してます。
構造材はほぼ全て道産カラマツ、外壁材、内装材(床、天井)についても道産カラマツとしております。
また一部の屋根の断熱材にウッドファイバー(木チップの繊維でできた断熱材)を用います。
二酸化炭素の固定といった脱炭素化への取り組みと共に、蓄熱性の高い素材を屋根面に使う事で、より安定した温熱環境となります。