デザインと技術と技能
TAKEBEの技術と技能
自社設計・直営施工を基本に、設計施工の最大のメリットである、バランスのとれたコストパフォーマンスを、追求しております。デザイン・性能・機能そして、環境を絶えず念頭に、自然な流れの中で、施主と共に、楽しく、「ものづくり」に励んでいます。
構造(軸組・ツーバイフォーパネル・鉄骨造・RC造など)および工法も、用途やニーズに応じて選択でき、また提案させていただいております。
人に歴史あり、家には時代を超える文化あり。
空間のX,Y,Z軸に時間軸を導入する
現代と古典の融合をめざして。そこに佇んだときに、静謐な空間を内外に創出すること。新しいのに古い、古いのに新しい、その絶妙な素材感とバランス。先端の性能技術で、確かな空気質と温熱環境を確保。自然とふれあい、その空間に身を置くことで、日常のささやかな幸福感を味わうことができます。
ノンデザインがデザイン。
デザインする、とは……
率直無意匠で、自然で、簡素で、丈夫で、長持ち、温暖で、空気がおいしく、四季折々に気持ちが良くて、住み込むほどに味わい深く、住み手の色に染めやすく、汎用性があって、いろんな世代に対応しやすい、そんな住宅。
つまり「私たちの地球」 という視点と、 100年単位の時間軸で考える住宅とは次のようなものであると、私たちは思います。
住宅設計のための『5つのエレメント』。
その1・太陽と大きな窓と土間
性能をデザインする/メカをデザインする/エネルギーをデザインする
昼の太陽光発電、太陽のない夜の安価な電力。日中、南面のとても大きな窓から獲得する、日射の熱エネルギーを分厚い土間コンクリートに蓄熱。夜中、深夜電力でつくられた温水で、分厚い土間コンクリートをじっくりとあたため、蓄熱させます。
その2・木
構造をデザインする / トヨエモン・プロジェクト
究極のウッドマイルズ。※ウッドマイルズとは→ウッドマイルズ研究会
親父(豊右衛門/トヨエモン)の植えた裏山のカラマツ。(※社有林)その土地で育った木を、その気候風土の中で使うのは、当たり前です。
古材の再生再利用は、まさに本道入植者たちの精神と、北海道原生林に対する永遠なる畏敬の想いです。
構造系、家の中心を貫く太い大黒柱と大きな梁。見上げると棟まで見通すオープンな空間に射し込む光が美しく照らし出す。
仕上系、間伐材の利用から始まる、手に触れるやさしい素材感。いずれもその家の歴史を刻み込んでいきます。
その3・火
二八(にはち)の暖房エネルギーの負担率。二(に)の負担は、ローテク。
何十万年にもわたる人類と火の付き合い。DNAにすり込まれた深い絆。薪を燃やしてその火で暖をとって癒やされるという、原点に返る暖炉や薪ストーブ。
薪、建築現場で発生する端材をエコ燃料として。
八(はち)の負担は、ハイテク。
先端の暖房・換気システム。
その4・土間と水
内外の中間領域としての土間、そこに取り込まれる雨水 。水は、植物を潤し、せせらぎは、こころを癒します。イメージは、ガラスの外は酷寒の猛吹雪、ガラスの内は水生植栽の緑におおわれた陽射しの空間です。
その5・空気
家の隅々まで行き渡る新鮮で爽やかな空気 。窓を開けたり閉じたり(ローテク)、換気システムのコントロールを微妙に調節したり(ハイテク)、ベーシックな室温を基準にして、ある場所は、ちょっと涼しかったり、この場所は、ポカポカと暖かかったり、ちょうどほどよい場所があったり、家のなかで意図した室温のバラツキがあります。そのバラツキの温度差を利用して、ゆっくりと自然に家中の空気が動き、きれいな空気と汚れた空気が入れ替わるのです。蓄熱された熱でベーシックな室温を保ち、ローテクとハイテクを上手く組み合わせてコントロールする。
ただ、機械にも寿命があるので、交換は簡単にできること。
おまけ・金属
鉄(てつ)、銅(どう)、真鍮(しんちゅう)、亜鉛(あえん)、アルミニューム、ステンレス。これらは懐かしい素材感、時を刻む退色と腐食と、逆にはかない永遠性を感じさせる素材です。
『5つのエレメント』を生かすための技術
“Q1.0 (キューワン)”という高性能な住宅
Q1.0住宅とは、以下の3つの特長を持った高性能住宅です。
01.分厚い断熱(性能をデザインする)
この断熱を生かす、気密施工の技術
基礎:EPS150ミリ(75+75)
EPS300ミリ(100+200)
断熱材の多層化
外壁:高性能グラスウール 195〜345㎜
(軸間105㎜+付加90~240㎜)
屋根:高性能グラスウール 330〜470㎜
(屋根パネル 140+140+付加105〜190㎜)
02.開口部の強化(性能をデザインする)
蓄積されたディテールのノウハウ
トリプルガラス 3-16-3-16-3
ダブルLowE
封入ガス:アルゴン、クリプトン
木製枠、
オリジナル木組みのカーテンウォール
断熱ブラインド
03.省エネ換気パッシブ&アクティブ(メカをデザインする)
理論を現実化するための計画→設計→施工の技術+技術の検証とフィードバック
熱回収は、外気温と室内温度の温度差が大きいほど絶対回収温度は大きいため、寒い北海道では有利に働きます。たとえば、外気がマイナス10℃で室温が20℃だとすると、温度差は30℃。回収効率が60%だとすると30℃×0.6=18℃が回収されて、マイナス10℃からプラス8℃になります。室温を20℃にするためにはあと12℃必要となるので、その分を蓄熱された熱と放熱器やエアコンでまかないます。20℃まで暖められた空気は、パッシブダクトを経路として家の中に行き渡ります。
スコップからマウスまで
当社ではお客様に安心していただくために、「スコップからマウスまで」を合い言葉に、自社設計・直営施工を基本にしています。設計施工するうえで最大のメリットである、バランスのとれたコストパフォーマンスが当社の強みになっています。また、デザイン・性能・機能そして、環境を絶えず念頭に、自然な流れの中で、施主と共に、楽しく、「ものづくり」に励んでいます。得意分野は木造建築ですが、ツーバイフォーパネル・鉄骨造・RC造等工法も用途やニーズに応じて選択でき、また提案させていただいております。
設計・計画の拠点
三笠の生産拠点から、車で5分の岩見沢の事務所と多目的ホール(所在地はこちら)
生産・ストックの拠点
道道 三笠栗山線に面した生産と原材料などストックの拠点(所在地はこちら)
苫小牧港から2時間。札幌から道央道を利用して1時間。地の利は、抜群です。広大な敷地のなかに作業場、材料のストックヤードがあります。さらに再生民家モデル住宅、古材ギャラリーを有し、良好な自然環境を生かした「公園の中にある会社」を目指しています。