リノベーション
老建築・蘇生術
古い建物をすぐに壊さない、簡単に棄てない
現代の建築技術によって
蘇らせることができます。
ここ何十年も住んできた。
数々の思い出が家の記憶。
身体の一部にでもなったかのような
馴染んでしまった動線。
ほとんど変わらない間取り。
リノベーション3つのポイント
01省エネ性能:断熱・気密・暖房・換気〜4つの性能
少ない暖房エネルギーで、暖かく健康に暮らしていくためには、断熱・気密の改修が必須になります。目標性能は、次世代省エネ基準と呼ばれる、少ない灯油消費量で居住空間全体が暖かい住宅が可能となるレベルが望まれます。それが、温暖化問題のCO2削減にもつながります。また、断熱性能の高い窓への交換、暖房手段として深夜電力による蓄熱暖房機やヒートポンプなども積極的に取り入れています。さらに、薪ストーブの設置によって「炎」と高性能暖房システムとの組合せによるやすらぎの演出も可能です。このように、人と環境に優しく、より経済的な低燃費化を図っていきます。
02耐震・制震:大地震で倒壊しない性能を目指します!
新耐震基準ができる昭和56年以前の住宅のほとんどは、かなり耐震基準が低く強度が不足しているため、耐震改修が必要になります。目標性能は、平成12年に改正された新基準と同じ性能、あるいは耐震診断で大地震に対して、住宅が倒壊しないレベルにすることが望まれます。耐震診断(一般診断)は当社で行っていますので、どうぞ御相談下さい。また、ご相談される前にユーザー自身で診断できる簡単な診断もあります。詳しくは日本建築防災協会の「誰でもできるわが家の耐震診断」を利用してみて下さい。さらに、「制震」についてもご相談下さい。
03バリアフリー(高齢者対応):安全性や快適性に配慮した生活空間を目指します!
今の動線や間取りのままで、加齢とともに体力が低下しても不安なく住み続けれるよう、安全性や快適性に配慮した改修をしていきます。床の段差の解消、階段や便所などの手摺設置などの他、子どもたちの自立による部屋数の減少(管理のしやすさ)も、その一つといえます。
さらに上記の3つのいずれかを組合せたケースも考えられますので、例えば断熱と耐震のみで改修することも可能です。「高齢者住宅改修費用助成制度」を利用することで、公的融資で実施することも可能です。ぜひ、参考にしてみて下さい。
『リノベーション』事例
札幌I邸の場合(築50年以上)
- 基礎
- 健全なコンクリートの外側からポリスチレンフォーム100㎜張りし、内部の床下を暖房空間にする。
- 壁
- ほとんどの壁を内部側から高性能グラスウール100㎜を大工さんの手で丁寧に入れ替えます。
- 屋根
- 天井から上部は全て新築同様に改修し、高性能グラスウール280㎜を大工さんの手で丁寧に入れていきます。
- 開口部
- 玄関引き違い戸D3、窓LowEペアガラスに全て入れ替え
- 暖房
- 蓄熱暖房費+電気ヒーター
完成写真集をもっと見たい方は「リノベーション 施工事例」をご覧下さい。