シリーズ・スローで手作りな山づくり
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当社創業者が植えたカラマツを間伐する・・
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3月5日、
空知森づくりセンター普及課の黒川さんにお願いして、
まず現況調査をしてもらうことにしました。
おこないがよかったせいか、晴天。
青空に映える目的のカラマツ林。
この時期の雪の上を歩く気分は、最高!
三栗線側から、歩くスキーで。
東面牧草地に接する部分の様子。
実は、10年前の1993年、34年生のときにも間伐をしてまして、
当時まったく興味なく、お任せで森林組合にお願いしました。
記録によれば、1.8mおきに植林してある3列分5.4mの巾で、
南北に列状に間伐し、そこにアカエゾ松を2列植林し、
複層林とするもの。
残したカラマツは5列、巾でいうと7.2m(植木算)、
つまり7.2m巾でカラマツ、5.4mのスペースが開いてそこにアカエゾ松、
とういやり方でした。
その10年後のアカエゾ。
日当たりが悪く、成長が今ひとつなのです。
イメージは、こんな風。
見上げるとこんな感じ。
美しいんだけど・・・
そこでポイント2カ所で調査。
半径5.64mの中に何本どんな形状の木があるかという調査です。
黒川さんといっしょに調査するのは、工藤さん。
現地ですぐに計算して結果を出してくれました。
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それによると、平均樹高21m、胸高直径25Bのカラマツが、
850本/haあるということです。
じゃあ、間伐して何本にするのがよいのか。
これは、下にカラマツを植えたときの上のカラマツの理想図。
44年生なら、80本となってます。
それだけ相対照度が必要らしいです。
これがアカエゾの場合、カラマツで60%必要なところが、
50%となってますので、まだ暗めでもいいのかなとなりますが、
いずれにしても大胆な間伐が必要となります。
胸高直径も39.8Bになってますね。
それで上図(カラマツ林分密度管理図)から割り出した答えが、550本。
ただ切りすぎてもということで、
600本/haでいきましょうかということに、決着。
ということは、250/haの間伐なので、2.3ha掛けると、
(0.3haは、北西風対策で残す)
575本の間伐と言うことになります。
G数で言えば、パルプ利用までいれて、92G程度か・・。
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それにしても、これら様々な図や表からわかるように、
学問レベルでの林業の研究は、すごいなあと思います。
方位は、上が北です。
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3月11日現地下見