シリーズ・旅行記 |
九州・宮崎県〜鹿児島県 |
2006年12月10日 |
久々、建築ウォッチングの旅。
目的は、一応、槇文彦設計の
「霧島国際音楽ホール みやまコンセール」
緑の丸印が主に廻った場所です。
*
3.
みやまコンセール
さて、目指すは▼印。
学生時代、槇文彦の「代官山ヒルサイドテラス」の何期にも渡る集合住宅の再開発に、
かなり刺激を受けた記憶があります
。
このイメージが尾を引いて、
札幌山の手「Kヴィレッジ」にそのコンセプトが、かなり濃厚に投影されているのは、
明白なんですけど。
そんな彼の九州の地での作、
コンサートホールです。
http://www2.synapse.ne.jp/miyama/
駐車場からとアプローチから。
アプローチ、いいねえ。
ほぼ、月2回ペースの稼働。
中から見る、立ち上がる温泉の湯煙。
ホール待合いの椅子とテーブル。
大ホール側から小ホール?を見る
。
施工は、竹中工務店、1996年のBCS賞を受賞してます。
http://www.bcs.or.jp/asp/ano/keyword_link.asp
築11年、コンクリートの劣化が目立ち、
この原因はなんなのだろうと・・・
またサザンカ?のあるエントランス外部吹き抜け。
きれいに木目が打ちあがったコンクリート打ち放し。
この施工は、すばらしい。
土留め際の演出、いいですね。
笹と竹の植栽。
裏に回った外回りが情緒がありました。
いかにも槇文彦、という感じの外部のデザイン。
水平はあるけど垂直がない、彫刻とのきれいなハーモニー。
*
今回の旅行のきっかけは、
この建築の体験だったのですが、
前の晩泊まった温泉の方がよかったかなあ。
つまり、
学ぶボルテージの低下(いけない、イケナイ!)
と自分の中にある嗜好性の変化、
かもしれない。
なんてことを思いながら、鹿児島市へ。
5.
鹿児島へ
*
鹿児島港からの桜島。
歴史を感じる建物だけど、何かわからず、
でもさすが、西郷さんの銅像は、ばっちり。
南国南九州は、
歴史があって、
行き交う人も車も人柄ものんびりしていてとてもいい。
車運転していて、交通事故なんて起きそうな気配がまるでないのです。
*
時間が少し出来たので、鹿児島でも博物館へ。
するとまた古民家の展示。
寄せ棟の茅葺き屋根が、
垂直に並んでプランもエレベーションも
きれいで気に入りました。
レンタカーの走行距離、374キロ。
以上でした。