シリーズ ・
旅行記
『富士山』
2005年12月25日
羽田から那覇空港へ向かうフライトで上空から見た「富士山」
日本の代名詞的その山の威容が、
実にすばらしかったです。
なんと、半世紀以上も日本人でいながら、
ここまでとは、と再確認した次第です。
富士山って、静岡と山梨の県境にあるんですよ、とこれまた日本地理の無知さを再確認。
伊豆下田沖から駿河湾越しに上空9,000〜10,000mくらいを飛ぶルート。
遠くからだと、標高3,776mを越えると、
歌にあるように、頭が雲の上からぽっかり浮かぶという感じで見えます。
近づくに従って伊豆半島の地上との連続性が見えてきます。
半島をだんだん回り込んで駿河湾側に行くに従って、その姿も徐々に変わっていく。
駿河湾上空から、より端正な姿に変って見える。
端正な西サイドからの眺めにを最後に別れを告げる。
*
ここで、話は変わって『北斎展』に。
そう、『富嶽三十六景』です。
たまたま11月9日、「アース21」で東京工務店視察のおり、
空いた時間を使って訪れた上野の森で、
ヤケに賑わっているなとよく見ると、
東京国立博物館で『北斎展』をやっているではないですか。
世界中のコレクターの元に散らばっていた「北斎」版画を一同に集めたもので、
たぶん、この規模では私の生きてる間には、
もう見れないかもしれないというものです。
さっそく、飛び込みで入館。
会場は「平成館」
ちなみに、「法隆寺宝物館」は、建築家谷口吉生の傑作。
関連サイト
http://takebe.replanweb.net/takebe/report2001/tokyo/tokyo2.htm
閉館まで1時間ちょっとしかないのに、まだこの人、人。
みんな、目指すは右写真の「平成館」
館内はもちろん、撮影禁止。
ぞろぞろと列を作って鑑賞する混み具合。
はしょって一気に1時間くらいで鑑賞し、
最後にショップで、カタログとレプリカ版画をゲット。
忠実に版を再現し、実際に刷り上げたほんまもの。
これがゲットした、
『富嶽三十六景』の通称『赤富士』
すばらしいです。
壁に掛けた様子。
雰囲気が一挙に引き締まり、洋物にも負けずにぴったり、はまってます。
これを機会に気づいたんですが、日本の住宅の小空間には、
版画サイズってちょうど手頃なのですね。
*
ということで、
やっぱり「富士は日本一」なのでした。
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