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岩見沢市役所ロビーに、
しばらく、駅周辺模型が展示され、
市民から「どのような駅舎がふさわしいのか」
意見やアイデアを募集していたことがあったのを、
ご存知でしょうか?
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そして、
岩見沢駅舎建築デザインコンペが、
2005年1月31日締め切りで実施されました。
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その1次審査の発表が、
2005年2月15日ネット上でおこなわれるということでしたが、
16日になってやっと、その結果が公開されました。
1次審査前の一般公開日には、
本当に大勢の市民や関係者が見学に来ていました。
それだけでも、コンペをおこなった意義は大きかったと思います。
まず、前半は成功だったといえるのではないでしょうか。
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武部案のために制作した模型は、縮尺が1/50です。
敷地で150mくらいあるので、
模型の全長で3mもの大きさになりました。
見せ場ひとつが、ファサード全面の木組みのカーテンウォールだったので、
とにかくそれを作ってみたわけです。
3尺ピッチだったので、全長を910で割り返すと140本もの縦格子(マリオン)が必要です。
模型サイズで2x5_の断面の材料です。
それをひたすら、3段に横につないでいったわけです。
制作は、室工大から入社したての倉本篤。(最後は徹夜でしたね。)
そこで模型撮影の苦労話をひとつ。
作業場の休憩室を利用して作成したのですが、
その片側の休憩ベンチを占拠。
奥に3*6尺の黒板が見えます。
撮影時、二人でもってやっと移動する。
それを空にかざして、撮影するも長さと重さで中間がこんなにたわんでしまいました。
3時間くらいはかかって撮影したのに、
全景写真でいいのがなかったのは、こんな理由からです。
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『森の中の駅舎』
JR岩見沢駅設計競技・見事に落選した武部案
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『森の中の駅舎』・その6