Staff report 社員レポート

2022.04.19大工

いつの間にか20年

大工棟梁 船田慎人 2000年入社 2020年9月7日 記

早いもので入社して20年がたちました。

私も41歳。体のあちらこちらが痛い今日この頃です。20歳の頃、武部建設に面接に来た時の事を今でもはっきり覚えています。ちょうどその時、民家までの通路(事務所の横)に軟石を敷いている工事中で、そこで麦わら帽子をかぶりスコップを持って作業をしていたのが社長でした。正直びっくりしたのを覚えています。

その後、夏休みに民家のアルバイトをさせていただく事になり、何もわからないまま現場へ。民家は建て方の途中で、周りはカンナくずでいっぱいでした。まさに大工の仕事場って感じ。

ワクワクしながら毎日掃除していました。でも佐藤棟梁は何を言っているのかわからなかったし、安東さんには怒られるし、暑いし、よくわからないけど大変でした。でも楽しかったなぁ。会長にブルーシートのたたみ方を教えてもらったし、社長にも「とりあえずが一番悪い‼」という厳しいお言葉もいただきました。一週間いましたが、古民家の素晴らしさは全く理解できず、「でっかい木材だなぁ」と思ったくらいです。当たり前ですけど。

入社した頃は、乾燥小屋やテニスコートもありました。その後、古材ギャラリー・カラマツ建て場・結ホール・ツーバイ小屋横の建て場、最近は社長宅(自宅ですけど)・工場改修等、設備も充実してきていると思います。次は何を建てるんだろう・・・

人の変化もありました。卒業した人・引退した人・亡くなった人。その中でも佐藤棟梁と中堀棟梁には本当にお世話になりました。棟梁は感覚、中堀さんは理屈と正反対の二人だったけど、技術・知識を沢山学ばせて頂きました。感謝です。

ここ数年で若手も増えました。そして経験豊富な年配の方もいる。今後武部建設は更に発展すると思っています。10年後、売上30億円目指して皆で頑張りましょう。

昔、佐藤棟梁に「精一杯やれ‼」と怒られた事を最近よく思い出します。

                           2020年9月7日 社内報177号より