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工事レポート

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厚真町古民家再生工事

  • 0(完成 居間)
    【厚真町古民家再生工事】
    厚真町にて築100年を超える古民家の移築再生工事が無事完成いたしました。
    この建物は富山県砺波地方周辺に伝わる「枠の内」という伝統的な梁組構造を持つ住宅です。
    厚真町の公共工事として、北の民家の会(札幌市立大学羽深教授)監修、設計を中村よしあき建築研究所という形で進みました。
    6月ぐらいからパン屋さんが入り、パンの販売と居間や和室などが一般公開されます。
    1(完成 外観) 

    今回のレポートでは、工事中の様子を中心に振り返って見ていきたいと思います。
    2(解体前 居間)
    枠の内工法による居間
    差鴨居120mm×350mm
    牛梁360mm×400mm
    その上に梁間物220×200
    ダイナミックな架構
    樹種はカツラ、タモが多い。
    3(解体前 外観)
    6.5間×5間に
    L字型に縁側が廻る。
    雨戸はすべて戸袋に引き込み収まる。
    山裾に建つ。
    4(解体時の様子)
    筋交や火打といった斜材は一切なく、太い材料を井桁に積み上げていく事で、水平構面を取り、いわゆる大黒柱(200mm角)で曲げモーメントに耐える。
    田の字型のプランで、回遊性があるので色々な用途や使い方ができ、現代人の生活においても汎用性に富む。
    5解体の様子
    構造材は仕口、継ぎ手を壊さないように一本一本手でバラしていく。
    6調査
    再生材は腐れや痛みなどないか確認するのに加え、三笠加工場にてヤング係数と含水率を測定します。
    古い材料だからといって新材に劣ることはなく、今では手に入らないような広葉樹、家具に使うような材料がふんだんに使われている。
    7※ここから再生工事
    根切状況
    厚真町は降雪量が少ない。
    表土が凍結して思うように掘れない。
    雪は地表の断熱材の役目をしている。
    8根切状況
    さらさらの土のはずが岩盤のようにガチガチになっている。ピックで砕いてから掘る。
    9基礎工事

    冬期間の施工のため養生用上屋を掛けての作業となりました。
    雪は少ないですが、逆に冷え込みは厳しい(-20℃)です。
    10建て方
    一度バラした材料は力から解放され捻れてしまい、再度組むのに苦労する。
    逆をいうと、材料が捩じれながら組まれることにより、構造が締まり、より強固となる。
    11建て方
    高さ調整材を挟み、新材で建物全体の高さを合わせる。
    12上棟
    雪の振る中、無事上棟。
    小屋組は新材。
    13入母屋の屋根
    14屋根垂木を並べる。
    15構造見学会
    建物に人が入りきれないほどの人たち(80名ほど)に訪れていただき、当時の住文化に思いを馳せ、再生中の生の建築現場を体感していただきました。
    16断熱気密工事を現在の確立された工法で行うことで、古民家の負のイメージ「寒い」を解消できる。
    17屋根と平行して内部の下地入れを進める。
    18連日夜遅くまで作業する。
    棟梁は35歳、大工さんの平均年齢も34歳と若い。
    19縁側の床
    縁甲板も再生材。
    雇い実。
    20和室の造作
    棟梁の技が光る。
    竿縁天井で、天井材を少しずつ重ねながら張る。天井材も磨き上げ、再生した。
    21建具のバリエーションが多い。
    室の用途、使い方に応じて決まる。
    22建具工事
    古い建具を手直しして再使用
    23左官仕上げ
    24完成
    居間
    25完成
    土間
    26土間の天井
    27和室
    28雨戸も修繕して再使用
    29枠の内
    牛梁

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