シリーズ ・
北海道




『知床』
2.


2006年10月28日・29





世界遺産登録後の『知床』に行ってきました。



1.

  
まず三笠桂沢湖、南下して夕張シューパロ湖さらに南下して穂別ダム、
そのあたりから、進路を北東に変えて、女満別に直線的に向う飛行ルートだったと思う。


つまり夕張岳の南を迂回しているのではないか。



 
今回の旅の同行者、母と弟。
母は、乗ってきた飛行機の前で、ぱちり。
弟は、羽田ー女満別の直行便で空港で合流。


*


 
美幌峠、何年ぶりだろう、やはりいつ来てもすばらしい!

 
 
 
あたり一面の熊笹の中に立つ木々が、造形的で美しい。


*


 
湖畔におりて、屈斜路プリンスホテルへ。
さすが、「堤義昭」国立公園内に最高の場所をおさえてましたねえ。
写真は、西館(旧館)の湖側。



 

 
変わって、新館(築数年)の湖側。
建物と湖畔のレベル差を岩を盛りつけて豪快に処理しているのが、なかなかいい。


 
そして、岸辺。
同じ国立公園内の湖でも、摩周湖とはうってかわって、水際までいけます。
水の透明度は誠にきれい。

 
もともと、ランチを採ろうと寄ったのですが、湖畔の散策があまりのも良くって、
レストランにようやく入る。
バイキングだったのですが、セール中で1600円くらいで中華・洋食と本格的でおいしいものばかりでした。

 
ショールームで造ったせいか、すぐにロビーにある暖炉に目がいく。
どのくらい燃えるのだろうか?興味深い。


*


 
続いてあえてひっそりとした「裏摩周」へ。逆光の静かな湖面を双眼鏡で見つめる。




熊笹とダテカンバ。
カルデラ湖は、火山活動の溶岩で出来た湖だから、
周辺はやはりこんな植生が典型的なものになるのだろう。


*


 
摩周湖から木造の中標津空港経由で、羅臼を目指す。
根室海峡の海まで出ずに、中標津から道道774号1145号へと北上する。
なぜなら、鮭遡上ポイントの河口の忠類川薫別川ではなくて、内陸側で見てみたかったからです。
案の定、薫別川で数匹の鮭発見。
こんな閑散としたせせらぎの季節はずれの橋の上で、けっこう興奮しました。


*



以前にも泊まったホテル「地の果て」が、今回の宿。



山の色合いがとてもいい。



 
朝の露天風呂、源泉掛け流しのままの「滝見の湯」へ。


 
橋を渡ってすぐの三段の湯は、源泉ではないので、さらにその奥へ。
右写真の小道の右奥の石積みの後ろが湯。
源泉をひくパイプが横を走る。



 
小さいようだけど、二人でゆっくり入れる広さはあります。



 
よく見ると狸の後ろに、滝が見える。



沢の奥に見える滝の様子。




見上げると、朝があける藍色の空が広がる。



 
 やはり晩秋、落ち葉が湯の中で・・・




地面も苔と落ち葉と草などが混じり合って、また色合いがよい。


 
 
狸の目線から、アプローチ方向を見る。
源泉がこの時期の気温でちょうど良い湯加減になっていて、とてもよく暖まりました。


*


知床五湖


 
木道が新しく全てスロープタイプで出来てました。
この人工物が意外に景観に溶け込んでます。



 
1部階段のある旧木道、こちらもロケーションにはまってます。



 
国道の途中から見る、水たまり程度の沼と、
木道の終点の 展望デッキから見る「一湖」、
どちらも一面の熊笹がきれい。



 
終盤になる紅葉もきれい。
そして、アナウンスが徹底しているせいか、ゴミひとつない管理された自然なんだけど、
きれいでした。



*


時間が余ったので、網走湖を見ようと、
網走まで走ってみました。



「天都山」から見た網走湖の夕暮れ。
この後、女満別空港17:20発で丘珠に飛んだのでした。



 
「天都山」の流氷記念館の前にあった樹齢80年のハマナス。
珍しくてパチリ。


*

女満別が起点の、
道東北部を南回りでぐるっと1周、
440キロの旅でした。





関連サイト
http://takebe.replanweb.net/bunka/machi/ryokouki/dounai%20/nakasibetu/nakasibetu01.htm


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