シリーズ ・
旅行記



『八ヶ岳』

9月21・22・23日



   



乗降した地方空港は、松本空港。
移動手段は、ナビ付きレンターカー。
今回の旅で認識を新たにしたこと。
1.長野県の県庁所在地、長野市がかなり北のもう新潟県境に近いこと。
2.八ヶ岳は、山梨県との県境にあること。
3.空港のある松本市の方が、やはり長野県の中心であること。
などなど。

例によって、移動距離を実感するために、同縮尺の北海道と長野。
廻ったカ所は、以下の6カ所。
レンタカーの走った距離、531.3
H

1.柳生博の「八ヶ岳倶楽部」

21日

2.松本城

22日

3.八ヶ岳高原音楽堂

22日

4.小海町高原美術館

22日

5.黒部ダム

23日

6.安曇野ちひろ美術館

23日




6.
安曇野ちひろ美術館


ホテルで観光マップを見ていて、
そうだ、
内藤廣
やってるじゃないかと偶然発見、
最終日飛行機出発までの時間をうまくつぶすことが出来ました。


 
定番、北アルプスの山並みに合わせた屋根の連なり。
さらに水面に映り込む。
そしてすすきの群生の植裁。
斬新!


 
RC造にかかる木質の屋根の架構。


 
妻三角部分が透けて通ってるのが開放的です。


 
RC壁に開いた開口周りも、木質系。


  
RC造らしくない印象で、中性的でやわらかく包まれる。


  
空調ダクトの納まりと軒周り仕上げ。
グレー部分は、木毛板打ち込みのまま。


 
日本的開放的テラス屋根。
柱はアングルの組み合わせで、繊細。
屋根面は、ポリカーボネードの下に木質ルーバー。


 
 
植裁に包まれたデッキテラス周りと、
広々とした庭との関係が、気持ちよい。
昼寝を楽しんでる人が、いっぱい。


 
開口がきれいにデザインされている。
右床にあるのは、厚手の鋼板をランダムに刻んだものを、木琴みたく叩いて、
その音と造形の関係を楽しむ、現代美術。
なかなか、おもしろい。

*

今回、どこでも感じたのは、
植裁です。
建物をいかすための脇役から、
逆に建物が周辺環境からみるといかに溶け込んでいるか、
その一部分としての役割に成りきっているか、
そんな原初的なところに来ているのかな、ということを感じました。





 
 

さて、帰りの飛行機からは、北アルプスの山々が見えました。
地上で実感したことを、上空から再確認した次第です。

*

それにしても、北海道から長野までたった1便とは情けない。
滑走路が短いために、ジャンボクラスは飛べなくて、
行きも帰りもほぼ満席。
本州内の都市間は、地上の方が便利かもしれないけど、
海を越える北海道からは、とても便利で見応えも十分です。
ぜひ、朝晩の有効な時間帯の便数を増やしてもらいたいものです。




このシリーズ


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